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大豆たん白研究検索システム((公財)不二たん白質研究振興財団ホームページ内)

大豆たん白研究検索システム((公財)不二たん白質研究振興財団ホームページ内)

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※(公財)不二たん白質研究振興財団について
1979年に、不二製油株式会社の後援により設立された「大豆たん白質栄養研究会」の事業を引き継ぎ、大豆たん白質ならびにその関連分野に関する「栄養・健康・医療」「テクスチャー、風味などの食品科学・食品加工技術」「成分育種(バイオサイエンスを含む)の研究」などに取り組む大学や研究機関に対して研究助成を行っています。
※「大豆たん白質研究」(旧「大豆たん白質研究会会誌」)について助成研究成果を、年刊誌「大豆たん白質研究」として刊行しています。

大豆たん白質をもっと詳しく

大豆たん白質の栄養価

Energy and Protein Requirements (WHO) Technical Report

Joint FAO/WHO Expert Consultation, WHO Technical Report, 1973, 522.
1973年にFAOとWHOの合同委員会が策定した必須アミノ酸必要量が発表されました。この数値との比較では、大豆たん白はメチオニンの含有量が制限アミノ酸となり、栄養価が低く評価されていました。

Energy and Protein Requirement

Joint FAO/WHO/UNU Expert Consultation, WHO Technical Report, 1985, 724.
必須アミノ酸の必要量は、測定方法の進展などにより、1985年に大きく見直されました。この改定により、大豆のたん白は、必須アミノ酸必要量をすべて満たしていることがわかりました。

Protein Quality Evaluation

Joint FAO/WHO Expert Consultation, FAO Food and Nutrition Paper, 1989, 51.
たん白質の栄養を評価するに当たり消化吸収率を加味する方法(消化吸収率補正アミノ酸スコア法)が提示されました。

Protein Quality Evaluation by Protein Digestibility-Corrected Amino Acid Scoring

Henly EC. et al, Food Technology, 1994, 48, 74-77.
1985年に示された必須アミノ酸必要量及び1989年に提言されたたん白質の消化吸収率を加味して評価する方法(消化吸収率補正アミノ酸スコア法)により、大豆たん白は最高値の1.00と評価されています。

Protein and Amino Acid Requirements in Human Nutrition

Joint WHO/FAO/UNU Expert Consultation, WHO Technical Report, 2007, 935.
必須アミノ酸の必要量は、2007年に再度改訂されました。その値を基準にしても大豆たん白は、最高点100となります。

大豆たん白質とコレステロール

Plasma Cholesterol Levels in Rabbits Fed Low Fat, Low Cholesterol Diets: Effects of Dietary Proteins, Carbohydrates and Fibre from Different Sources.

Hamilton R. M. et al, Atherosclerosis, 1976, 24, 47-62.
卵や肉などの動物性たん白質を餌に用いた場合と比べ、豆類などの植物性たん白質を食べさせると、高脂血症ウサギのコレステロール値が明らかに低くなる傾向が認められました。

Meta-Analysis of the Effects of Soy Protein Intake on Serum Lipids

Anderson JW, The New England Journal of Medicine, 1995, 333(5), 276-282.
ヒトを対象とした血中脂質についての38件の臨床試験を比較分析(メタ分析)したところ、食事に含まれる動物性たん白を大豆たん白に置き替えると、総コレステロール、特に悪玉(LDL)コレステロールおよび中性脂肪が明らかに低下することがわかりました。

大豆たん白質と抗肥満

食事タンパク質の種類の相違が体脂肪に及ぼす影響

山本茂 ら, 必須アミノ酸研究, 1990, 125, 48-52.
大豆たん白食は、乳たん白食よりも、肥満者に対する体重の減少効果が高いことが示されました。試験開始10日間以降の体重変化において、乳たん白食のグループがほぼ横ばいになったのに対し、大豆たん白食はそれ以降も体重が減少し続けました。

Soy Protein Isolate and Its Hydrolysate Reduce Body Fat of Dietary Obese Rats and Genetically Obese Mice (Yellow KK).

Aoyama T. et al, Nutrition, 2000, 16, 349-354.
肥満のマウスに、大豆たん白または、カゼインを35%含むダイエット食を与えて体脂肪を比較したところ、大豆たん白食を与えたマウスは、カゼインを与えたマウスにより明らかに低くなり、大豆たん白はカゼインより体脂肪低減効果が大きいと考えられます。

Effects of Soy Protein Diet on The Expression of Adipose Genes and Plasma Adiponectin

Nagasawa A. et al, Hormone and Metabolic Research, 2002, 34, 635-639.
肥満動物にダイエット食として大豆たん白を与えると、カゼインに比較して、抗肥満因子であるアディポネクチンの遺伝子発現レベル及び血中濃度が高くなることが判りました。

大豆たん白質と更年期障害

Soy Protein and Isoflavones: Their Effects on Blood Lipids and Bone Density in Postmenopausal Women.

Potter S. M. et al, The American Journal of Clinical Nutrition, 1998, 68(suppl):1375S-1379S.
更年期後の女性のイソフラボンの摂取量の違いによる腰椎の骨密度と骨塩量を測定し、比較した実験です。カゼイン摂取のグループでは、骨密度も骨塩量も明らかな減少を示したのに対し、大豆たん白を摂取したグループでは、イソフラボンの含有量によって、骨密度、骨塩量の減少度が顕著に抑えられていたり、明らかな増加を示しています。

Soy Intake Related to Menopausal Symptoms, Serum Lipids, and Bone Mineral Density in Postmenopausal Japanese Women

Somekawa Y. et al, Obstetrics & Gynecology, 2001, 97(1),109-115.
閉経直後のグループでは、大豆製品や大豆イソフラボンをたくさんとっている人は、少ない人と比べると、更年期障害の症状である動悸と腰痛の出現が約半分程度という結果が出ました。

大豆たん白質の組成、β-コングリシニン

Abundant Proteins Associated with Lecithin in Soy Protein Isolate.

Samoto M. et al, Food Chemistry, 2007, 102, 317-322.
大豆たん白中のたん白質を詳細に分析すると、βコングリシニン、グリシニン及び疎水性たん白に分けられることが判りました。

Decreases in Serum Triacylglycerol and Visceral Fat Mediated by Dietary Soybean β-Conglycinin.

Kohno M. et al, Journal of Atherosclerosis and Thrombosis, 2006, 13(5), 247-255.
β-コングリシニンを摂取した群は、カゼインを摂取した群に対し、血中の中性脂肪が有意に減少しました。β-コングリシニンは中性脂肪値が高い人のみに作用することも確認されています。
内臓脂肪に対しても、β-コングリシニン摂取群に有意な減少が確認でき、この場合も内臓脂肪が多い人ほど減少率が高いと報告されています。