フジオイルタイランド勤務(タイ)
水産科学系出身
2011年入社
私のキャリア
入社後、阪南事業所の乳化・発酵食品開発室に配属。シンガポールに拠点があるWoodlands Sunny Foods社で製造している冷凍生地などの開発に従事。
5年目より油脂開発室に異動し、大手メーカーから小売まで多岐にわたる顧客向けの油脂を開発。
8年目よりつくば研究開発センターの乳化発酵開発部に異動し、マーガリンの開発に従事。
12年目にフジオイルタイランドへ出向。研究開発(R&D)、品質保証部(QA)、品質管理部(QC)のSenior Manager(責任者)を務める。
※部署名等の記事内容は取材当時のものです
現在の仕事内容を教えてください。
フジオイルタイランドで、研究開発、品質保証部、品質管理部の責任者を務めています。100%管理職というよりはプレイングマネージャーのような働き方で、部下の管理や育成、日々の業務が円滑に回るようやりくりしながら、自らもプロジェクトに参加したり、他部署との連携業務を行ったりしています。オフィスでの基本言語は英語ですが、全社員が英語堪能なわけではないので、社内の日本語・タイ語通訳や英語が得意な社員を介して会話することもあります。一日に何十通も英語またはタイ語でメールが届くため、翻訳サイトのお世話になることもしばしば(笑)。不二製油の製品を通じてタイの食文化、ひいては世界の食が豊かになることを目指して働いています。
印象に残っている仕事を教えてください。
タイに来て初めて、開発・製造した新製品を使った顧客商品が店頭に並び、それを家族と一緒に食べたことですね。日本にいた時もそうでしたが、仲間と協力して作り上げた製品が最終消費者の手に渡るのは非常に嬉しいものです。入社当時はまさか自分が海外に出向するとは想像もしておらず、自分が携わった製品が海外のコンビニエンスストアに並んだことは、とても感慨深い経験となりました。
特に海外の場合、日本以上に限られた原料、コスト、時間で各国海外法規に適した製品を、異なる食文化や嗜好をもった方たちに受け入れてもらえるような設計にしなければいけません。苦労することも多いぶん、上手くいった時の喜びも大きいですね。
今後、不二製油で実現させたいことは何ですか。
実は日頃から一つの製品を開発することに全力を注ぐというよりも、いろんな食品に応用できる横断的技術を研究開発することを目指しています。せっかく開発した技術を一つの製品にしか使えないなんてもったいない、という考えです。不二製油の良さは、このように研究開発した技術を、社内外・国内外問わず世界中の顧客の製品開発に役立つ可能性があるところです。それゆえ、国内外に横断する知的財産(特許)を積極的に取得するという傾向もあります。漠然としたビジョンではありますが、私はこれからも世界がアッと驚くような新技術を生み出し続けていきたいと思っています。
Private
海外にいる利点を活かし、家族と一緒にタイ観光やおいしい食事を満喫しています。ただ食事がおいし過ぎて身体が大きくなりがちなので、ジムでランニングなど趣味の運動も楽しんでいます。
Schedule
- 8:30
- 出社 ラジオ体操
- 8:45
- 始業 部下全員とショートミーティング
- 9:00
- 個別ミーティング 傘下各部署特有の業務について打ち合わせ
- 10:00
- 打ち合わせ 販売部門とオンラインで打ち合わせ
- 12:00
- 昼休み みんなと食堂で昼食。その後しばし休憩
- 13:00
- デスクワーク&ショートミーティング メール返信や資料作成、生産部と打ち合わせ
- 15:00
- 試食 R&Dメンバーと試作品の試食&意見交換
- 16:00
- デスクワーク 提案資料や製品規格書の作成、試作配合の確認
- 18:00
- 帰宅 その日の業務のまとめと、次の日の準備をして帰宅
- (その他、新製品の立ち合いやバンコクプラザへの出張、顧客訪問することも)