• はじめに

    3分で知る不二製油

    不二製油の革新

    もし、不二製油がなかったら

    不二製油のこれから

    事業紹介

    不二製油グループ憲法

  • 仕事を知る

    職種紹介

    社員インタビュー

    キャリアモデル

    若手座談会

  • プロジェクト

    プロジェクトストーリー(開発)

    プロジェクトストーリー(開発×営業)

  • 働く環境

    働く環境

    オフィスツアー

    育児制度利用者の声01

    育児制度利用者の声02

  • 新卒採用情報

    採用メッセージ

    募集要項

    新卒採用FAQ

  • キャリア採用情報

    キャリア募集要項

    キャリア採用FAQ

Career Model

キャリアモデル

営業

I.O

Past

入社1年目

2011~2013年/入社1~3年目

「商品開発に近い営業がしたい」夢を実現

入社後、蛋白素材販売部の栄養・健康に特化した営業課に配属されました。不二製油ではチョコレートやホイップクリームといった製品が花形という印象でしたが、この課で扱っていたのは粉末状大豆たん白、大豆ペプチド、イソフラボンといったニッチな原料。今思えば、大学時代に管理栄養士の勉強をしていたため、栄養・健康についての知識が必要な部署に配属されたのかなと思います。
お客様先は、健康食品やサプリを作っているメーカーなど。当時は課ごとに販売できる製品が限られていたため、商談の切り口をあれこれ考えたり、資料を工夫してみたり、提案力を鍛える訓練になりました。また、ある健康食品メーカーに大豆タンパクをシリアルパフとして提案したところ採用いただき、商品化されたのもいい経験でした。もともと「商品開発に近い営業がしたい」という思いから不二製油を選んだので、まさに念願叶った瞬間でしたね。

入社4年目

2014~2017年/入社4~7年目

悩んだ時こそ、営業の基本に立ち返る

4年目で初めての部署異動があり、製菓製パン市場の営業へ。今までと取り扱う原料が全く変わる不安もありつつ、もともと甘いものやパンが好きだったので、嗜好品を扱える喜びもありました。健康食品のように機能性が重視される素材と、美味しさが何より重要な嗜好品では、お客様への提案方法も求められるスピード感も違い、また新たな営業ノウハウを学びました。
そして6年目には「営業戦略室」へ異動。新しくできた部署でルーティン業務と呼べるものがなく、やるべき仕事をつくるところからのスタートだったので、最も悩んだ時期でした。営業のパフォーマンスを上げるためにどうすればいいか、明確な答えがないなかで仮説を立て、戦略を考え、実践していく。そこで立ち返ったのは、お客様起点で提案するという営業の基本。人として真摯に対応するという当たり前の大切さに改めて気づかされました。

入社8年目

2018~2021年/入社8~11年目

商社への出向で、人間力と営業力を磨く

8年目には、大手総合商社へ出向。大手コンビニエンスストア向けの原料販売やブランドコラボの商品化など、今までとは全く違うビジネスを経験しました。不二製油はメーカーなので、たとえ営業の力が至らなくても製品の力に助けられることがあります。しかし商社の場合は自社製品がないので、情報、人脈、考えなど自分の持っているものが頼り。そのため出向中は、自分自身の人間力や営業力を磨けた期間だったと思います。
さらに10年目には大手コンビニエンスストアの商品部デザート担当として、洋菓子の商品開発業務に携わりました。消費者に直接届く最終商品の企画開発を通して、流通の仕組みやメーカーの理解がぐっと深まりました。消費者ニーズと徹底的に向き合って得られた感性も、今の仕事に活きていると感じますね。

入社12年目

2022〜2023年/入社12〜13年目

結婚後も営業マネージャーとしてアグレッシブに

プライベートでは11年目の時に結婚しました。夫の仕事の都合で東京から関西に戻る希望を出したところ、個人的な理由だったにも関わらず、大阪営業への異動が叶いました。全国に拠点がある不二製油ならではの配置ですし、ラッキーだったと思いますね。
そして13年目から営業マネージャーに昇格し、独身時代と変わらず、それ以上にアグレッシブに仕事を続けています。現在の私のミッションは、課全体の売上を上げること。メンバーがどうしたら気持ちよく頑張れるか、どうすれば人の心を動かせるか。仕事に何を求めるかは人それぞれですが、「できれば給与だけでなく、自分のやりがいや成長も糧にしてほしい」という思いから、課員たちのモチベーションアップを心がけています。

Future

今後挑戦していきたいこと

現在は「MIRACORE®」という「植物のちからでみんなにやさしく、ずっとおいしいを叶える食のコア技術」を使ったラーメンチェーンへの拡販を目指し、新規顧客開拓に力を入れています。マネージャーとして動かせる人や組織のアセットをフルに活用し、チームで新しい仕事を成功へ導きたいと考えています。
今でこそこのようにマネージャーとして新しいことにも積極的に挑戦しておりますが、実は入社当時からキャリアビジョンを描いていたわけでは全くありません。短いスパンでジョブローテーションすることで結果的に多くの経験を積み、チャンスも人間関係も広がったことが大きな財産となり、現在につながっています。これまでのキャリアのなかで「チャレンジしたほうが得るものが確実にある」と実感しているので、できる限りはチャレンジし、成長し続けられる自分であることが目標ですね。

研究開発

H.Y

Past

入社1年目

2002~2004年/入社1~3年目

「どう売るか」の視点を得た新人時代

入社後すぐに配属された、たん白食品開発部では、大豆たん白を活用した即席めん具材(OEM製品)の開発を担当しました。すでにブランドも確立されているため、顧客であるメーカーの開発やマーケティングからの要望に応えた製品をどう開発・量産化するかがポイントとなり、リニューアル期間は工場で繰り返しテストを行う日々でした。その時の顧客からの要望は、味や食感だけでなく、いかに見た目も美味しそうに見せるか。学生時代は「開発」というと「いい製品を作る」という視点でしか捉えていなかったのですが、実際は「どう販売していくか」という消費者目線も重要であることを理解できた期間だったと思います。

入社6年目

2007年~/入社6年目~

育児と両立しながらキャリアを継続

プライベートでは入社6年目の夏に第一子を出産しました。当時から不二製油では産休・育休を取得して復帰するのが当たり前の環境だったので、私も特に不安なく1年間しっかり休んで復帰。どちらかというと保育所に入れるかどうかの方が心配でしたが、無事に0歳児クラスに入所できてホッとしたのを覚えています。現在はさらに働き方が多様になり、時短勤務のスタッフもいれば、男性の育休取得者も増え、在宅で仕事ができる仕組みもあります。仕事も育児もどちらも100%の完璧を目指すのは難しいかもしれませんが、メリハリをもって働けば両立のしやすい職場です。

入社7年目

2008~2013年/入社7~12年目

マーケティング視点の大切さを学ぶ

ターニングポイントとなったのは、大豆の微量成分であるイソフラボン素材の開発と市場導入を担当した7年目。これまでのやり方にこだわらず、とにかく現状より売上を上げることが命題でした。しかしイソフラボン素材は売るのが難しい素材。成分の生理機能から製品開発、アプリケーション開発、論文投稿や業界雑誌への寄稿、化粧品メーカーへの提案など、製品開発のすべてを試しました。
ところが、なかなか結果につながらず新規の売上は少しだけ…。そんな時、チームリーダーから大学でマーケティング学を専攻している先生を紹介してもらい、学生たちと一緒に「大豆」についてディスカッションしたり、売れるキーワードやコンセプトを考え、アプリケーション開発に応用したり。ありきたりではありますが、「消費者が本当にほしいものにアプローチできているか」を深く考えること、そして社外との協業によって新しい発想が得られることにも気づきました。

入社16年目

2017~2023年/入社16年~22年目

リーダーとしてPBF市場拡大に貢献

入社16年目には管理職に昇格し、今まで経験のなかった食肉・水産や惣菜のアプリケーション開発グループのリーダーとしてマネジメント業務をスタート。当時のメンバーは自分より年上のスペシャリストが多く、「どうしたらグループをまとめられるのか」組織の現状を把握するところから始めました。また海外ではちょうどPBF(Plant-Based Foodの略。大豆ミートなど植物素材を原料に、動物性食品の風味や食感を再現した食品)が健康や環境にやさしい食品として注目され始めた頃で、「PBFの新しい市場をつくること」と「PBFの技術領域を広げ確立すること」をコンセプトに掲げて進めていきました。
結果として、たん白素材、油脂素材、乳化発酵素材、製剤など各製品開発チームと協業し、新しいアプリケーションや製品をいくつも開発。現在はまだ国内でPBFが定着するまでには至っていませんが、PBF市場への参入企業の増加、マーケットの拡大に貢献できたのではと思っています。

Future

今後挑戦していきたいこと

大豆ミートなどのPBFを消費者にとってさらに身近な食品にしていくことが目標です。日本人はもともと豆腐や納豆など豆類を食べる食文化があるので、アメリカのような肉食文化とはまた違った切り口をどう提案していくか。将来の食糧危機や環境問題を解決する“意識高い系の食品”というよりは、消費者が「自然と食べている」「おいしいから選んだ」という選択肢の一つにできたらいいなと思っています。 また自分自身はこれまで周りの人に恵まれ、多くのチャンスや経験を与えてもらったと感じています。今後はそんなキャリアを活かし、後輩たちへ良いきっかけや影響を与えられる存在になっていきたいですね。

新技術開発・エンジニアリング

S.Y

Past

入社1年目

1993~1997年/入社1~5年目

初海外で工事管理の仕事にチャレンジ

入社後しばらくして不二製油の中国工場建設プロジェクトが始動。私はその分別工場に導入するための新技術の開発担当となり、毎日パイロットで実験を繰り返してデータを収集し、設計に反映させる作業を行いました。そして5年目には、建設工事の管理者として中国へ着任することに。プライベートでも海外旅行へ出かけたことのない私が、いきなり中国で9ヶ月間…!最初は不安でしたが、言語が違っても、図面や計算式は世界共通です。そのうち中国での生活にも慣れて「住めば都」の気持ちでした。
中国の工場では工事管理から試運転まで一気通貫で担当し、タンクから初めて油が出てきた時は、あまりの嬉しさで涙が込み上げました。今でも人生最良の日だと思っていますし、その後に担当した建設工事でも「あの感動をもう一度」というモチベーションになりました。

入社8年目

2000~2007年/入社8年目~15年目

プロジェクト成功に向け、チームワークの大切さを実感

その後はマレーシアのドライ分別工場建設、シンガポールの溶剤分別工場建設、アメリカのドライ分別工場増設の担当者として、立て続けに現地へ出張。最初に中国へ行った時もそうでしたが、これらの国でもチームワークの重要性を強く感じました。私がいくら工事管理を頑張っても、現地の工事業者さん、日本から応援に駆けつけてくれるスタッフ、いろんな人たちの協力がなければプロジェクトを成功させることはできません。工場が完成した時はいつも、「この人たちのおかげで出来たんだなぁ」としみじみ感謝の気持ちが湧き上がってきました。
当時、チームワークを発揮するために私が心がけていたのは情報共有です。特に悪いニュースほど、早く伝える。どんな仕事でも同じだと思いますが、早め早めに情報共有することで準備や心構えができ、トラブルがあった際も早めのリカバリーが可能になります。

入社19年目

2011~2016年/入社19~24年目

視野が広がり、マネジメントスキルも向上

基盤技術研究所に勤務していた19年目、当時のある役員さんから呼ばれてマレーシアPALMAJU EDIBLE OIL SDN.BHD.への出向をお願いされました。「エンジニア目線で生産部を立て直してほしい」というミッションでしたが、生産部での経験がない私にとっては何をすればいいのか、どう判断するべきか、赴任当時は困惑することばかり。そもそも英語もできないので、会議に出席しても何を話し合っているのかわからない…。そんな状況下で自己嫌悪に陥りながらも、1年経った頃には英語を理解できるようになり、現地での業務にも慣れて本来のマネジメント業務が軌道に乗るようになってきました。マレーシアでの5年間の赴任で得たのは、日本とは違う新しい視点です。不二製油は比較的大きな会社なので、国内にいると技術開発部の人としか話をしない日も多くありますが、海外の拠点はコンパクトなぶん、他部署の人とも毎日話す機会があります。国籍や部署が違えば、考え方や価値観、技術開発への目線も異なるため、「なるほど、そういう考えもあったか」という視野の広がりにつながりました。また社長と毎日会話することで、経営者目線に接することができたこともプラスの経験だったと思います。

入社31年目

2023年~/入社31年目~

自分たちがした苦労を後輩にはさせないために

現在は技術開発部の副部長として、「部員が技術開発に注力できる環境づくり」「テーマを創出しやすい雰囲気づくり」「社内外折衝におけるサポート」を主な業務としています。なかでも力を入れているのは、教育研修制度の整備。私たちの世代は海外出張でも「とりあえず行ってこい」の時代でしたが、自分たちと同じ苦労をさせないために、ある程度は事前の研修が必要だろうということでOFF-JTの充実やサポートに着手しています。 また以前は海外での契約書のやりとりも技術開発のスタッフが行っていましたが、現在はグループ内でもっと得意な人にサポートしてもらえるようガイドラインを作成。若い人たちがなるべく苦労せず海外出張・海外赴任で力を発揮できるようサポートしているところです。

Future

今後挑戦していきたいこと

自分で技術開発したプロセスを工場というカタチに具現化する仕事は、非常に楽しいものです。この面白さを後輩たちにも味わってもらいたいと常々思っており、今後はサポート業務に注力していく考えです。今の若い方たちは基礎学力もコミュニケーション力もあり、皆さんとても優秀。その能力をしっかり発揮できる環境をつくり、彼らが不二製油というフィールドに期待していることに応えていきたいと思っています。不二製油にはチャレンジを応援する風土がありますし、若手が積極的にチャレンジしてくれたら私も全力でサポートします。今後も工場リニューアルや新設の予定はあるので、物怖じせずどんどんチャレンジしてもらいたいですね。

生産オペレーター

A.O

Past

入社1年目

2004年~2016年/入社1年目~12年目

原料管理を任され、エクセルの関数式を勉強

生産部は24時間、機械を正常に稼働させるのがミッション。遠隔で製造現場の機械をコントールしたり、実際に現場に行って機械の微調整を行ったりしています。そのなかで私が入社後に配属されたのは、主に酸性乳飲料の安定剤を扱う食品機能剤生産部です。不二製油といえばチョコレートやホイップクリームの製造に関われるのかと思っていたのですが、入社当時は全く違う製造に就くことになりイメージのギャップがありました。また3交替勤務も最初は苦労しましたね。身体が慣れてしまえば、平日の休みに混雑なくいろんなところへ出かけられるので、今はこの働き方が気に入っています。
また1年目で特に印象に残っている仕事は、原料の管理を任されたこと。管理するためにエクセルの関数式を学んだことは、その後のキャリアにも活かされています。学生時代からパソコンを操作するのは好きだったので、趣味の延長戦上で楽しく取り組むことができました。

入社6年目

2009~2015年/入社6~12年目

「楽したい」から自ら進んで改善活動を行う

6年目には、濃縮設備の改善に携わりました。通常は「ここを改善したい」と思えば設備業者に依頼するのですが、うまく意思疎通ができていないケースが多かったため、自分で自動化のフローを作成することに。その際、シーケンス(あらかじめ定められた順序や手続きに従って動作を進めていく電気制御)の知識も自ら勉強しました。
改善活動は通常業務をした上で行うので、周りからは「大変じゃない?」と言われることもありました。でも私が改善活動を積極的に進めるのは「楽したい」から(笑)。例えば、前処理洗浄工程の自動化についてはボタン1つで動くようにプログラムを改善し、それまでは洗浄工程が終わるまでずっと機械に張り付いていなければいけなったのが、ボタン1つ押せば1時間くらいゆっくりできる余裕が生まれました。この時は周りのオペレーターや上司からもすごく感謝されましたね。

入社18年目

2021~2022年/入社18~19年目

ドイツでシーケンス制御の知識を発揮

18年目には、「シーケンス制御の知識を活かしてほしい」ということで、ドイツのFUJI BRANDENBURG GMBHに呼ばれました。しかし当時の英語レベルはTOEICで100点以下、もちろんドイツ語もできません。さらにはコロナ禍ということもあり、最初は行くかどうするか悩みました。ただこれまでにエクセル、シーケンス制御、ラダー図(プログラムの流れを図解したもの)と着実に難易度の高いスキルを積み重ねてきていたので、その知識が求められているのならチャレンジしてみよう!と思いました。
ドイツでは現地スタッフへの生産関連の教育、資料の作成、設備のシーケンス作成などを担当。1年8ヶ月赴任していた間に、言語ができなくても物怖じせずにコミュニケーションを取る度胸、世界情勢にアンテナを張る視野の広さを得られたと思います。またドイツ赴任中は趣味のお菓子作りを楽しみ、シュークリームやケーキを現場に配って喜ばれていました。

入社20年目

2023年~/入社20年目~

部下にオペレーションの理屈を教える日々

現在はたん白素材生産部の係長として、マネジメント業務に携わっています。人材の管理については、ドイツで現地オペレーターの教育をしていた経験が活かされていると感じます。心がけているのは、部下に対して頭ごなしに否定しないこと。間違っていそうな時も「本当に合っているか、もう一度調べてみて」とチャンスを与えるようにしています。 また私自身がオペレーションの理屈を理解し、応用として改善活動を進めてきたため、部下にも「そのオペレーションがどういう理由で行われているのかをしっかり理解しなさい」と伝えています。理屈がわかれば応用もできますから、ただ単にオペレーションをこなすのではなく、基礎をしっかり学ぶことが大切ですね。

Future

今後挑戦していきたいこと

これからの目標は、後輩たちの能力を伸ばし、生産性を上げること。私は1年目からずっと「楽すること」をモットーに仕事してきましたが、そのおかげで様々な知識とスキルを身につけることができました。オペレーターとして単に機械をコントロールするだけよりも面白く、自分自身の成長にもつながったのが良かったと思います。そして製造は「楽である」方がトラブル軽減され、品質向上につながるというメリットもあります。
私が上司から言われて改善活動に精を出したのではないように、後輩たちに無理強いするつもりはありません。でも「自分で勉強したい」という意欲のある人がいれば、惜しみなく知識を教えていきたいと思います。

Recommended Contents

職種紹介

社員インタビュー