開発部門 分析開発室
農学系出身
2019年入社
私のキャリア
入社後から継続して現在の部署に所属。おいしさや不二製油独自の技術を分析で見える化し、新製品開発や製品の販売促進に取り組んでいる。
※部署名等の記事内容は取材当時のものです
現在の仕事内容を教えてください。
顧客の求める価値を実現させるため、新製品・新技術の開発に必要な分析に取り組んでいます。製品開発ではおいしさや食感、風味など感覚的な価値が問われますが、その価値には個人的なばらつきがあるものです。そこで、分析により食感は物理特性、風味は香気成分など、科学的なデータに変換することで、明確な指標を持って製品開発を進めることができるようになります。また、これらのデータは、営業が顧客に製品特長を伝える際にも客観的なエビデンスになるため、より正確に製品の魅力を伝えることができるようになります。このように他部署との関わりが多い仕事なので、互いに楽しく取り組めるよう、まずは自分自身が仕事を楽しむことを大切にしています。
印象に残っている仕事を教えてください。
製品開発の部署とコンビニエンスストアの製品リニューアルに取り組んだことです。製品開発は通常、まず試作し、風味を評価して改善を重ねます。しかし、この案件では「専門店の風味を再現したチョコをパンに使用したい」というお客様の要望を受け、試作の前に目標となるチョコの香気成分を分析し、その再現に向けて開発を進めました。結果、製品の採用が決定し、お客様にも喜んでいただくことができました。この経験を通して、直接的に製品は作らずとも、自分がいることで製品開発におけるアプローチの可能性が広がり、製品作りに貢献できることを実感しました。
今後、不二製油で実現させたいことは何ですか。
現在も着手している「人のあいまいな感覚であるおいしさの数値化」をさらに追求していきたいと思っています。おいしさは“ジューシー”“しっとり”“口どけが良い”など様々な言葉で表現されますが、その感覚は人ぞれぞれです。そのため、例えば「口どけの良いチョコレート」と一言でいっても、顧客や社内で思い描くものが異なる場合があります。そのあいまいな感覚を数値化することで、顧客や最終消費者のニーズにより正確に応え、よりおいしい製品の開発に貢献できると考えています。
Private
旅行をすることが多いです。写真をとるのが好きで、きれいな景色を求めて出かけています。もちろん旅行先のおいしいごはん屋さんのチェックも怠りません。写真は同期と和歌山に行った時のものです。
Schedule
- 9:00
- 出社 メールをチェックし、当日のスケジュールを確認
- 9:30
- 朝礼 チーム内で安全意識の確認。出張報告等も行う
- 10:00
- ミーティング 開発担当者と製品開発の進捗を確認。今後の進め方について相談
- 12:00
- 昼休み 社員食堂で部署の同僚と昼食
- 13:00
- 実験 開発や営業から依頼のあった分析を実施。基礎研究的な実験にも取り組む
- 16:00
- 資料作成 実験の進捗資料を作成
- 17:40
- 帰宅 部活に参加し、同僚とスポーツをすることが多い