If there were
No Fuji Oil
もし、不二製油がなかったら
あまり知られていませんが、不二製油がもたらした革新は食品業界にとても大きな影響を与えているのです。
もし、不二製油がなかったら、食品を取り巻く状況は全く違っていたかもしれません。
01
もし、不二製油がなかったら・・・
バラエティに富んだ
チョコレートが無かったかも・・・
不二製油では、厳選された世界各地のカカオ豆を使ったクーベルチュールチョコレートから、低温でも口どけの良いアイスクリーム用チョコレート、焼いても形が崩れにくい焼菓子やパン用のチップ形やスティック形のチョコレート、さらにはそのまま焼けるチョコレートなど、ニーズに合わせた様々なチョコレートを開発しています。
実はチョコレートには30-50%の油脂が含まれており、どのような油脂を使用するかによって、食感や物性(耐熱性など)といった品質を変えることができます。
長年の油脂の知見を活かし、暖かい地域向けには耐熱性を付与したり、菓子製造の効率を上げるためには速乾性(かけるとすぐに固まって包装しやすい)を付与したり、様々な形でお菓子やパンのおいしさと多様性に貢献しています。
アイスコーティングチョコのじつは・・・
アイスクリームのチョコレート、口の中でなめらかに溶けたり、パリパリした食感を楽しめますよね。 本来、チョコレートの融点は人の体温に近く、口の中で体温に触れることでゆっくりと溶けます。アイスクリームを食べて冷えた口内では、チョコレートはなかなか溶けず、まるでロウを食べているかような感覚に。 そこで、不二製油の技術でチョコレートの融点をコントロールし、冷えた口内でもアイスクリームと共に絶妙に溶ける、口どけの良いチョコレートを開発しました。 日頃何気なく食べているものの中にも、不二製油の技術は詰まっているのです。
02
もし、不二製油がなかったら・・・
日本でティラミスが
知られていなかったかも・・・
90年代日本では、ティラミスが大流行。その陰の立役者、実は不二製油です。 欧州視察中の不二製油社員が、ムースに似たやわらかい食感と、コーヒーのほろ苦い味の効いたティラミスが、日本人にも受け入れられると直感。しかしティラミスの原料であるマスカルポーネチーズは当時イタリアから空輸するしかなく非常に高価なものでした。そこで不二製油はマスカルポーネチーズに変わるチーズ風味素材を開発。日本で安価にティラミスが作れるようになり、ティラミスはデザートの定番になったのです。
03
もし、不二製油がなかったら・・・
調理麺が固まって、
食べづらかったかも・・・
麺類は茹でてから時間が経つと麺同士がくっつき、食べにくくなってしまいます。それを防ぐために一役買っているのが不二製油の「水溶性大豆多糖類」。予め水溶性大豆多糖類の水溶液を噴霧することにより、麺同士の付着が抑えられ、みずみずしい食感を維持することができます。コンビニやスーパーで販売される麺類に広く使われています。