フジヨーロッパアフリカ勤務(オランダ)
サステナビリティ推進チーム
人文系出身
2015年入社
私のキャリア
入社後、日本のサステナビリティ推進部署に配属。
環境・社会課題に向けた取り組み、企画、情報開示などを担当。
7年目よりフジヨーロッパアフリカで、欧州の最新動向の収集や
グループ会社のサステナビリティ推進支援を行っている。
※部署名等の記事内容は取材当時のものです
現在の仕事内容を教えてください。
欧州エリアでのサステナビリティ推進を担当しています。一つ目の仕事は、最新動向の収集・分析です。気候変動や人権の取り組みに対する社会的期待が高まるなか、この分野の最先端をいく欧州では、様々な法制化が進んでおり、すでに企業の自主的な取り組みではなく「義務」になりつつあります。このような欧州の新基準が不二製油グループの活動にどう影響するかを分析し、本社や欧州のグループ会社と協議しながら対応計画を作成します。
二つ目は、欧州における活動の実践支援。顧客や法令による様々なサステナブル対応要求に備え、他部署とも連携してデータ整備などを行っています。
印象に残っている仕事を教えてください。
ある環境関連法制化の情報収集と社内準備を行ったことです。当時、法制化のモニタリングは初めてで言葉の壁もあったため、暗中模索の日々でした。そんななかで突破口となったのは「現場・現物」でした。「現物」とは、法案の原本です。難解でしたが一読したことで構造や内容を理解し、何がカギとなる情報なのかを見極められるようになりました。
「現場」は欧州の同僚からの知見です。現場をよく知る担当者と意見をすり合わせることで、準備計画がより実践的なものになりました。実は「現場・現物・現実」の三現主義は新人の頃からスタッフ職として大事な心構えだと教わっていたのですが、海外のように文化・慣習の違うところでも通用する価値観だとわかり、改めて意識するようになりました。
今後、不二製油で実現させたいことは何ですか。
世界的にサステナビリティへの取り組みが重視され、顧客や投資家などステークホルダーからの関心も高まるなか、今後ますます企業にとって重要な分野になっていくと考えます。私は入社以来ずっとこの分野で専門性を培ってきたので、今後も知見を広げながら、世界中の同僚から頼りにされるサステナビリティのスペシャリストを目指していきたいです。
当面の目標としては、欧州のグループ会社が法令や顧客からのサステナビリティ対応要求にタイムリーに応えられるよう、データ整備やリスク対策の活動を軌道にのせること。また欧州の最先端の情報を本社にフィードバックすることで、不二製油グループ全体の一歩先をゆく対応に貢献したいと思っています。
Private
こちらに来てから月1~2回は旅行し、オランダ国内をはじめヨーロッパ各地の美術館や景観、美食を楽しんでいます。日本の家族とのオンライン通話や近所の友人との飲み会も憩いのひとときです。
Schedule
- 8:45
- 出社 コーヒーを飲んで始業。今日のTo doリストの確認
- 9:00
- 日本とオンラインミーティング。欧州の最新情報と活動進捗の報告
- 10:00
- メールチェック、社内検討会用の資料作成
- 11:30
- 情報収集 この日はEUが新たに発行した環境関連ガイドラインの読み込み
- 12:00
- 昼休み 同僚とサンドイッチをテイクアウト
- 13:00
- 打ち合わせ 上司に対してプロジェクトの進捗報告・相談
- 15:00
- コーヒーブレイク 兼 会社のメンバーと情報交換
- 15:15
- 調査 欧州グループ会社の環境データ分析
- 18:00
- 帰宅 明日のTo doリストを作成して退社