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育児制度利用者
#01 女性社員の声

やりがいある仕事と
子育てを両立できる
環境があるからこそ、
夢が描けます。

A.M

不二製油株式会社 ソヤファームクラブ
2004年入社
化学工学系出身

※部署名等の記事内容は取材当時のものです

育児に専念する中で、仕事への想いを再確認

化学畑の出身で、入社後は大豆たんぱく素材の開発を2年、大豆素材を配合した飲料やタブレットなどの健康食品開発を9年経験。現在は、通信販売の顧客動向の分析、販売促進施策の実施と効果検証などを担当しています。プライベートでは息子と娘を出産し、4歳と1歳になりました。不二製油では私の入社当時すでに女性が出産後も仕事を続けるのはごく当たり前になっており、私の母もずっと仕事を続けていたので、私の中に辞めるという選択肢は存在しませんでした。2回とも、上司に妊娠を報告するとすぐに産休・育休に向けて態勢を整え、復帰後のことも決めていただいたので、安心して休みに入ることができました。「職場のことは気にせず、子どもとの密な時間を大事にしてください」と声をかけられ、とても心強かったのを覚えています。

休んでいる間は仕事と完全に切り離された生活となり、子どもとの時間を楽しみながらも常にどこかで物足りなさを感じている自分を発見。自分には両立の道が向いていることを再確認できました。

周囲に助けられ、ハプニングだらけの子育ても軌道に

居住する自治体に問い合わせても保育所に入所できるかどうかが希望月の前月末ぎりぎりまでわからなかったり、子どもが突然熱を出したりと、子育ては出たとこ勝負のハプニングだらけ。もともと心配性なので、あれこれリスクを考え、取り越し苦労をしがちでしたが、少しずつ鍛えられ、「考えてもしょうがない」と開き直れるようになりました。

私の部署には女性社員が私を含めて3名。私が最年少で、全員がワーキングマザーです。このため、たとえば子どもがインフルエンザなどにかかり、かなりの日数お休みを取らざるを得なかった時なども、経験や気持ちの部分でとても助けられています。部署全体に理解があり、協力的であることも大きな支えです。復帰直後の2か月間ほどは、時短制度にもずいぶん助けられました。担当業務のスケジュールが追い込まれたり体調が悪くなったりすると子どもにしわ寄せがいくこともあり自己嫌悪に陥ることもあります。しかし周囲に支えてもらってなんとか乗り切ると、また元気がわいてくる。これからも、これを繰り返していくのだと思います。

仕事への想いを大切に、夢の実現を

子どもができたことで、子ども向けの商品の開発や販売促進を考える時、ごく自然にターゲットとする母親の目線で発想できるようになり、仕事にこれまでと違う楽しさが加わりました。仕事に優先順位をつけ、これは絶対に自分でやろうと決めた仕事がある日には、母に応援を頼んで何があっても出勤できるように調整しています。仕事への想いを大切に、多忙なスケジュールを精一杯コントロールしています。

課題は、1日30分でもいい、育児以外に何か興味の持てるテーマを見つけて、それに集中する時間をつくること。そして、将来的には、たとえば特殊な分析など専門的な技術や知識を身につけて、「その件ならA.Mさんに」と言われる存在に成長していきたいと思っています。