生産技術部門 技術開発部 食品課
環境物質工学系出身
2011年入社
私のキャリア
入社後、技術開発部 食品課に配属。
1年目~5年目は食用油脂、6年目から現在に至るまでは
チョコレートやマーガリンの生産技術の開発・エンジニアリングに携わる。
※部署名等の記事内容は取材当時のものです
現在の仕事内容を教えてください。
「乳化発酵事業の再編」という大きな事業計画のなかで、マーガリンのプロジェクトに関わっています。このプロジェクトでの私の役割は、マーガリン製造プロセスの見直しを行い、より効率的なプロセスラインへ改良すること。例えば、使用エネルギーの削減量を試算したり、設備改良にかかるコストを見積もるために設備メーカーや施工業者と打ち合わせしたりしながら、より良いアイデアを検討しています。また最新の設備や製造技術の動向を確認するため、食品製造設備の展示会などへ視察に行くことも。そして最終的には作業者の安全、口に運ばれる製品の安全を守りつつ、環境にもやさしいプロセスへ発展させることを目指しています。
印象に残っている仕事を教えてください。
入社1年目の時、初めて海外工場で取り組んだ工事が印象に残っています。この時はグループ会社であるタイ工場に、食用油脂のトリグリセリド組成を変える製造プロセスを導入するプロジェクトに参加しました。まずは日本国内で設備の基本設計、設備の発注を行い、そこからタイ現地に赴き、施工管理と試運転を実施。初めての業務で何もわからず、ビジネスメールも英語のため苦労しましたが、周囲の方々が丁寧に指導してくださったおかげで乗り越えることができました。何より現地のタイの方たちがとても温かく、「微笑みの国」と呼ばれる理由がわかりましたね。
今後、不二製油で実現させたいことは何ですか。
昨今、人材不足といわれる状況下で、食品業界ではまだまだ人の労力に頼っている工程が少なくありません。私はそうした工程の自動化に向けて取り組んでいきたいと考えています。例えばチョコレートの場合、カカオ豆は産地ごとで種類が異なります。原料には様々な種類があり、容器の形も様々なので、機械では対応できず、容器から取り出してタンクに投入する作業を人が行っています。また製品をキレイにパッケージに納める作業も、お客様のニーズにきめ細かくお応えするため人が尽力しています。このような作業を機械・ロボットで代わりに行い、いずれ無人工場・無人プロセスを実現できれば、少子化などによる人材不足に対応できるのではと思っています。
Private
2人の息子と遊ぶことが一番のリフレッシュタイム。この写真は、海の生き物と触れあうイベントでのワンシーンです。施工管理では休日出勤することもありますが、しっかり代休を取得できます。
Schedule
- 8:20
- 出社 準備、メールチェック
- 8:30
- 始業 設備計画における計算の見直し確認
- 9:00
- 調査 設計に安全上の問題がないかなど、「現場・現物・現実」で確認。 現場担当者の意見もヒアリング
- 10:30
- 資料作成 調査結果を設計図面へ落とし込み、計画へ反映させる
- 12:00
- 昼休み 食堂で昼食。仮眠をとることも
- 13:00
- 打ち合わせ 業者へ設備計画に要する費用を見積依頼。時に現場にて説明
- 15:00
- 会議 事業部門や製品開発部門とプロジェクトの進捗確認
- 17:00
- 本日の業務の進捗確認と整理
- 17:30
- 退社