

フジオイルアジア勤務
(シンガポール)
応用生命科学系出身
2008年入社
※部署名等の記事内容は取材当時のものです


フジオイルアジアの役割や現地での仕事について
フジオイルアジアは東南アジアのグループ会社を統括する役割を果たすために2012年に設立された会社です。この地域にはシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、インド、フィリピンに合計10のグループ会社と、韓国、ドバイ、ベトナムに営業所があり、油脂及び製菓・製パン素材の開発、生産、販売を行っています。私はシンガポールのフジオイルアジア内の製品開発を担うアジアR&Dセンターに勤務しています。 仕事内容は大きく分けて2つあります。1つ目は製品開発担当として、顧客や市場のニーズに沿った製品の開発。営業スタッフと一緒に顧客を訪問し、ユーザーが抱えている課題について話し合ったり、他国のグループ会社の工場へ生産立会いに赴くこともあります。2つ目はマネージャーとしての管理・教育業務です。共に働くシンガポール人とマレーシア人のチームメイトに不二製油の技術を伝えます。日本の技術ベースに彼、彼女らの創造力が相まって、市場に適したさらに魅力的な製品が生まれる。そんなチーム作りを目指して日々奮闘しています。

現地で働くことの難しさややりがい
日本の製菓・製パン市場の成長を支えてきた不二製油ですが、海外に出ると状況は全くといって良いほど異なります。日本での常識が全く通用しない場面に遭遇することがしばしば。例えば日本では空調の効いた涼しい環境でクリームをホイップするのが常識ですが、インドでは40℃を超える外気の入るオープンなキッチンや高温のオーブンが置かれている隣でホイップするのが常識。周囲の温度が高くなるとクリームは溶けてしまい通常の製品ではホイップできません。製品をそういった過酷な環境に適応させるために、新たな技術開発が求められます。海外に出たからこそチャレンジできる新しい課題であり、モチベーションの向上にもつながっています。 このような困難な課題を乗り越え新しい技術開発につなげることが、やりがいであり目標でもあります。その技術を元に日本の高品質でおいしいお菓子やパンを世界中の多くの人々にリーズナブルな価格で提供できるスキームを作っていきたいです。シンガポールというASEANの中心で生活することによりグローバル感覚を磨き、将来的にはアフリカの人々にもおいしいお菓子やパンを広められたらと思います。
OFFタイムの過ごし方

休日は妻と2歳の息子と必ず出かけます。自然をうまく利用した公園におしゃれなレストラン、ホーカーセンター(屋台村)がたくさんあり、出かける場所には困りません。 シンガポールの人たちは子どもにとても親切。どこに行っても微笑みかけてくれたり、助けてくれたり、こちらも温かい気持ちになれます。