【その他の社会課題】コミュニティとの共生
方針
不二製油グループは、「不二製油グループ憲法」※のプリンシプル(私たちの行動原則)にて、地域に根ざした企業活動を行い、積極的に社会に貢献することを表明しています。
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※ 不二製油グループ憲法
https://www.fujioil.co.jp/about/constitution/
課題認識
当社グループは世界16か国に主要拠点を有し、地域社会の発展へ貢献するため、事業活動で培った知見を活かし、食を通じた活動を中心に現地のニーズに沿った社会貢献活動を行っています。また、地域に根ざした企業活動や対話を通じて得た視点を経営に活かすとともに、それらの活動を通じて従業員の働きがい向上やサステナビリティへの意識向上につなげていきます。
なお、当社グループにとって重要なステークホルダーやコミュニティとの関わりについては、各ESGマテリアリティの取り組み、ならびに以下のURLをご参照ください。
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ステークホルダーエンゲージメント
https://www.fujioil.co.jp/sustainability/stakeholder_engagement/
推進体制
当社グループの各社がそれぞれの事業拠点・地域社会への貢献活動を行っています。
グループあるいは地域横断的な社会貢献活動については、不二製油(株)が主導しています。
具体的な取り組みGRI:203-2,413-1
大阪・関西万博での「ミライチョコスクール」開催
2025年大阪・関西万博の不二製油(株)ブースにおいて、体験型プログラム「ミライチョコスクール」を10日間実施しました。クイズや試食を通じて、カカオ農家の生活、児童労働、自然環境への影響といった課題と、不二製油グループの「サステナブル・オリジン」※の取り組みを紹介しました。来場者からは未来のチョコレートや生産現場に思いを寄せる声が寄せられ、持続可能な調達への理解と共感を深める機会となりました。
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※カカオのサステナブル調達>サステナブル・オリジン
https://www.fujioil.co.jp/sustainability/cocoa/#sustainable_origins -
サステナブル・オリジン
https://fujioil-sustainableorigins.jp/

「ミライチョコスクール」の様子

参加者からのメッセージ
主原料(大豆・パーム・カカオ)を通した食育活動
不二製油(株)では、次世代を担う子どもたちに向けて、人と地球の健康を考える食育を実施しています。日本では、2014年度から特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールと協働で、世界の食糧問題や食の大切さを学んでもらうプログラムを開催しています。
2025年度は4つのプログラム(「地球環境と私たちの食」「食育ビンゴ(大豆)」「○○のヒミツを探れ! 食べ物探偵団(パーム油)」「未来を守るチョコアクション(カカオ)」)を展開し、従業員23名が「社員先生」として登壇しました。
出前授業は合計で20校に45回実施し、1,193名の小学生が、大豆やパーム油、カカオについて学びました。食育プロジェクト開始以降、累計で8,213名の子どもたちが参加しています。
食育プロジェクトのほかに、大学生や、学校教員、地域のイベント、食育を推進する他企業に向けて、不二製油(株)で扱う原料を題材に「身近な食を通して持続可能な世界を考える」をテーマとした食育活動を実施しました。また、2025年6月には大学生とタッグを組み「第20回全国食育推進大会」に出展しました。開催地の徳島で暮らす親子をはじめ、全国の食育に携わる方々に向けて、不二製油(株)の活動を紹介しました。

「第20回全国食育推進大会」の様子
参加者の声
- 大豆のことをいろいろおしえてくれてありがとうございました。これからも家で、なにでできているかを考えてみたいです。あと、ちきゅうにいいことをしれてうれしかったです。(2年生)
- 将来人口が増えてもっと食べられない人が増えると知って、何かできることをしてみたいと思った。(5年生)
- 一人ひとりがチョコレートの問題を考えてみんなで解決しようという思いができました。(6年生)
- 子どもたちにとって身近なチョコレートを社会問題に広げてくださることで、チョコレートへの見方が変わった様子が伝わりました。(実施校の先生)
- 植物性の原料を使うことで、ただヘルシーになるだけでなく、環境にも配慮できるという視点をはじめて持つことができました。「自分の食の選択が、地球の未来にも関わっているんだ」と気づけたのが印象的でした。(大学生)
- 今日学んだことを家族に伝えて、いつまでもチョコレートを食べられるよう願います!! サステナブル・オリジン応援します!!(関西万博ミライチョコスクール参加者)
SDGs for Schoolへの協賛
不二製油(株)は、2018年から一般社団法人Think the Earthが推進するプロジェクト「SDGs for School」※に協賛しています。「SDGs for School」は、SDGsを通じて持続可能な社会の実現について学ぶ教育コンテンツやつながる場を作り、教育現場の先生と生徒を応援するプロジェクトです。2021年に環境省より「環境教育等支援団体」に指定され、「人材認定等事業」に登録されています。

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※ SDGs for School
https://www.thinktheearth.net/sdgs/
阪南の森プロジェクト
不二製油(株)では、本社のある大阪府泉佐野市の里山再生を目指し、2010年に「阪南の森プロジェクト」を開始しました。
2018年3月からは、さらに活動を発展させ、泉佐野丘陵緑地※の公園づくりに従業員がボランティアで参加しています。 現地では地元ボランティア、企業、行政が連携して森づくりや竹林管理などに携わり、不二製油(株)は「企業の森」エリアにおいて、月1回、里山の森を育てる活動を展開しています。
また、竹林管理の一環で、「エクスプローラールート」と呼ばれる管理道の整備も進めています。
2025年度は計9回実施し、参加者延べ140名の方とともに活動しました。
今後も、フクロウやムササビが棲める豊かな森を目指し、公園づくりを推進していきます。
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※ 泉佐野丘陵緑地
http://izumisano-kyuryo.jp/

「阪南の森プロジェクト」に参加したボランティアの皆さん

竹林管理のための竹の伐採作業
不二たん白質研究振興財団
大豆たん白質に関する学術研究振興を支援する目的で、1979年に大豆たん白質栄養研究会を発足しました。その後、財団法人化を経て2012年からは公益財団法人不二たん白質研究振興財団※1として、植物性タンパク質に関する研究助成活動の継承と発展に努めています。
助成件数は延べ1,300件を超え、その間に助成対象を一般研究枠に加え、若手研究者枠・特別研究枠へと拡大し、研究領域の推進に貢献してきました。助成する研究分野は栄養生理・食品加工・育種と多岐にわたります。2023年度から開始した海外研究助成においては、2025年度より助成対象を、オランダを含む欧州5か国の研究者へと拡大し支援しています。
これら研究助成の成果は、学術誌『大豆たん白質研究(Soy protein research, Japan)』として毎年刊行されるとともに、同財団のホームページに掲載※2され、研究者を中心に広く公開されています。
さらに、公益活動として大豆や植物性タンパク質の普及啓発・活用を目指し、一般の方を対象とした無料の公開講演会を開催しています。2025年度は初めて金沢市で開催し、オンライン配信も併用することで、広く全国からの参加を実現しました。当日は3名の先生が登壇し、「味噌の健康機能とペプチド」「運動と大豆でフレイル予防」「禅の精進料理」の各演題にて、幅広い観点から講演を行いました。講演会は150名以上の方々が参加し、後日、財団のホームページにて実施したアーカイブ配信についても多くの視聴がありました。
不二製油(株)は財団への寄付活動を通して、引き続き大豆および植物性タンパク質についての学術振興を支援するとともに、広く社会貢献を果たしていきます。

学術誌『大豆たん白質研究』
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※1 不二たん白質研究振興財団
https://www.fujifoundation.or.jp/ -
※2 研究成果については以下をご参照ください。
大豆たん白質研究検索システム
起業支援:ブラジルの低所得者層向けチョコレート研修プログラム
ハラルド(ブラジル)は、低所得者層や小規模事業者が持続可能な副収入を得られるよう支援する無料のチョコレート起業研修を2019年から実施しています。2025年度は、社会的に脆弱な立場にある人々を支援する8つの社会団体と連携し、ブラジル12州で計1,546回、多くの女性を含む延べ10,000人以上に研修を提供しました。
本研修では、チョコレートおよびコンパウンドチョコレート※の適切な取り扱い方法から、価格設定、デジタル・マーケティング、販売戦略、プレゼンテーションまで、起業に必要なスキルを包括的に提供しています。参加者は、製菓市場への参入および成長に必要な実践的かつビジネス志向の知識を習得しています。
- ※コンパウンドチョコレート:ココアバターの代わりに、チョコレート用油脂を使ったチョコレート。


研修参加者の様子
バレンタインイベント:米国の発達障がい者施設でのボランティア活動
2026年2月、ブラマー チョコレート カンパニー(米国)は、発達障がいのある約80名の女性をケアする非営利入所施設St. Mary's of Providence(SMOP)(イリノイ州)で開催されたバレンタインイベントに参加しました。
本イベントは、ブラマーの元従業員であるサンディ・マーフィーが18年前に開始し、現在は米国菓子技術者協会(AACT)シカゴ支部が主催しています。開始以来、毎年チョコレートの寄付とボランティア活動を継続しており、2025年度は、現役・元従業員を含む計7名が参加しました。
当日は関連企業が集い、参加者がお菓子を囲んで祝祭を楽しむ場となりました。ブラマーのブースでは、ストロベリー風味とミルクチョコレート風味の2種類のチョコレートファウンテンに、ブラウニーやイチゴなどさまざまなお菓子が添えられ、参加者は従業員のサポートのもと、チョコレートをディップしたり、カラフルなトッピングをするなど、デコレーションを楽しみました。



イベントの様子
米国の大学生に向けたサステナビリティ教育を実施
ブラマー チョコレート カンパニー(米国)は、大学生との交流を通じてサステナビリティ啓発を積極的に推進しています。2025年11月、「チョコレートとフードシステム」をテーマとした食品科学の授業に講師として招かれ、R&D担当者が持続可能なフードシステムの重要性や同社の強み、サステナビリティに関する考え方および主要施策を紹介しました。
また、新製品サンプルの試食を交えた参加型のセッションを設け、トレンドを意識した楽しいアレンジを通じて、製品開発の全過程においてサステナビリティの価値観を重視しながら革新的なアイデアを形にする姿勢を示しました。

授業の様子

授業で使用したサンプル




