【その他の社会課題】従業員の健康維持・促進(健康経営)
課題認識
従業員の健康と幸せは、人的資本の質の向上を支える重要な経営施策であると認識しています。健康経営の推進により、従業員一人ひとりの活力や満足度の向上につながるとともに、その取り組みを社内外へ広げることで、地域や社会の健康増進にも貢献できると考えています。
一方で、従業員がイキイキと働ける環境の整備が不十分な場合、モチベーションや生産性の低下を招き、離職者の増加など、事業の持続的成長に影響を及ぼす可能性があります。
不二製油(株)では、「健康経営推進宣言」※1に基づき、人事部健康経営推進課を中心に従業員の健康増進に関するさまざまな施策を展開しています。従業員の活力向上は組織の活性化を促し、企業成長の原動力となります。あらゆる人と地球の健康への貢献を目指し、産業医や保健師、産業カウンセラーなどの専門家や健康保険組合と連携しながら、従業員のHataraki-Gai※2向上に取り組んでいます。
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※1 健康経営>不二製油 健康経営推進宣言
- ※2 Hataraki-Gai:働きがい。人材戦略において、グループ共通の社内用語として使用。
リスク管理の取り組みGRI:403-3,403-6
心身の健康管理体制強化
不二製油(株)では、従業員が心身ともに健康で、長期にわたりイキイキと働ける職場の実現を目指しています。その基盤として、定期健康診断の100%実施を徹底するとともに、2026年4月末時点で二次健診受診率97.6%を達成しています。引き続き100%達成を目標に掲げ、健診結果に基づく産業保健スタッフによる保健指導の充実を図り、生涯にわたる健康維持・増進を支援しています。
また、「健康白書」を発行し、従業員に対する健康経営指針を明確化するとともに、衛生講話を通じて従業員の健康リテラシー向上に取り組んでいます。2025年度は外部専門家を招き、「歯と口の健康」「みんなに知ってもらいたい~不妊治療の基本の『ホ』編~」「精神科医の視点からみた企業」をテーマに実施し、累計170名超が参加しました。参加後には「虫歯がないので普段気にすることがなく、このような機会で意識できました。歯科に行こうと思います」「精神的に体調がすぐれなくなったら、早めに健康管理室に相談するようにし、重症化を防いでいこうと思います」など、受診行動や早期相談への意識向上につながる声が寄せられています。
メンタルヘルス対策としては、年1回のストレスチェック(2025年度回答率97.2%、高ストレス者割合12.5%)を実施し、結果に基づく職場ごとの課題分析および心理アセスメントを通じて改善施策を推進しています。加えて、国内全マネージャーを対象とした研修や、社内外カウンセラーによる相談体制の整備、セルフケア・ラインケア研修の実施など、多層的な支援体制を構築しています。これらの取り組みにより、メンタル不調に起因する休業日数は2年前比で44%改善するなど、着実な成果が確認されています。
長期休業者に対しては、産業保健スタッフが療養中の健康管理を継続的に支援するとともに、復職後約3ヵ月間のフォローアップを実施し、円滑な職場復帰と再発防止を図っています。
さらに、日本国内用イントラネットでの「健康コラム」配信や安全衛生委員会での情報提供を通じて、従業員の健康意識の醸成を継続的に推進しています。これらの取り組みは国内グループ会社にも展開し、グループ全体での健康増進につなげています。
生活習慣病予防施策
不二製油(株)では、産業医や保健スタッフを中心に、重篤疾患の予防に向けた取り組みを強化しています。受診勧奨や治療の必要性に関する助言にとどまらず、生活習慣の改善に向けた継続的な保健指導を行うことで、従業員一人ひとりのヘルスリテラシー向上を図っています。
また、2025年4月より、更なる健康維持・疾病予防を目的として、事業所敷地内および就業時間内の全面禁煙を実施しています。加えて、健康管理システムを活用し、食事・歩数・睡眠などのライフログや、ストレスチェックおよび健康診断結果の推移を統合的に管理しています。AIによるカラダ年齢の算出やランキング表示などを通じて、従業員が負担なく自身の健康状態を把握し、日常的な行動変容につなげられる仕組みを整備しています。
| 施策 | 内容 |
|---|---|
| 健康メニューの提供 | 社員食堂にて自社の植物性素材製品を使用したメニュー(F-lunch)を提供 |
| 地元で採れた旬の野菜を使用したメニューを提供 | |
| 「ストレス軽減」「疲労回復」など、効果をテーマにしたバランスメニューを提供 | |
| 健康情報の発信 | デジタルサイネージにて健康イベント情報や健康コラムを発信 |
| 「FUJI健康GOODアワード」で、安全に働くために重要な項目の健診結果優秀者を表彰 | |
| 日本国内用イントラネット、安全衛生委員会を通して、飲酒や睡眠などに関する健康情報を発信 | |
| 喫煙対策 | 事業所敷地内および、就業時間内全面禁煙 |
| 禁煙希望者に、産業保健スタッフによる禁煙プログラムの実施 | |
| 健康保険組合と連動した禁煙プログラムを提供 | |
| 運動支援 | 仕事の開始に合わせて、毎日腰痛ストレッチとラジオ体操を実施 |
| 健康管理室に体成分分析装置InBodyを設置し、自身の健康数値の推移を見える化 | |
| 和泉大学と協働で、月1~2回ヨガ開催、半年ごとに「今のカラダをしるヘルスチェック大会」実施 | |
| 健康保険組合と連動したウォーキングキャンペーンやオンライン運動プログラムを提供 | |
| 福利厚生制度として運動関連サービス費用を負担 | |
| 睡眠支援 | 仮眠ができるサイレントルームを整備 |
| 睡眠がとれていない従業員へ睡眠チェッカーを貸出 |
指標と目標
不二製油(株)では、健康経営の実現に向け重点施策を設定し、各施策に目標を定めています。
詳細は、以下のページよりご確認ください。
社会からの評価
健康経営関連の社会からの評価は以下のとおりです。
経済産業省および日本健康会議 健康経営優良法人2026 大規模法人部門
- 不二製油(株)(9年連続)
- (株)フジサニーフーズ(8年連続)
経済産業省および日本健康会議 健康経営優良法人2026 中小規模法人部門
- オーム乳業(株)(8年連続)
働きがいのある会社づくり:ハラルド(ブラジル)9年連続Great Place To Work®の認定
ハラルド(ブラジル)は、9年連続でGreat Place To Work®(GPTW)働きがいのある会社ランキングを受賞しています。Great Place To Work®は、世界約150か国で「働きがい」に関する調査・分析を行い、一定の基準を満たした企業を「働きがいのある会社」として認定・ランキングする専門機関です。
その他の社会からの評価については、以下をご参照ください。



