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従業員の健康維持・促進（健康経営）

方針

不二製油グループは、2017年1月に当社グループが積極的に健康経営に取り組むことを示す「不二製油グループ　健康経営推進宣言※」を表明しました。

ガバナンス

従業員の健康維持・促進（健康経営）について、不二製油グループ本社および不二製油（株）では不二製油（株）人事部健康管理課のもとで取り組みを推進しています。産業医や保健師・看護師・産業カウンセラーなどの専門家および健康保険組合とも連携しながら、従業員の健康増進や、働きがいのある職場を目指して取り組んでいます。不二製油（株）の重点施策と目標・実績については、以下サイトで公開しています。

考え方

従業員の健康・幸福は、人的資本の質向上の面からも重要な経営施策であると認識しています。健康経営を進めることで、従業員の満足度も向上し、地域や社会を巻き込むことで社会全体の健康寿命の延伸にも貢献できると考えています。一方で、従業員がイキイキと元気に働ける環境整備を怠ってしまうことで、仕事へのモチベーションおよび生産性の低下を招き、離職者の増加など事業継続へ悪影響をもたらす恐れがあります。
不二製油（株）では「不二製油グループ　健康経営推進宣言」に基づき、従業員の健康増進のため、さまざまな施策を展開しています。従業員の活力向上は組織の活性化を促し、成長につながります。あらゆる人と地球の健康に最大限貢献していくために、従業員の健康維持・増進を目指します。

リスク管理GRI:403-3, 6

心身の健康管理体制強化

不二製油（株）では各種定期健康診断の完全実施を徹底しており、健康診断受診率は100%、二次健診受診率は95.3%でした（2024年3月末時点）。二次健診受診率の100%達成を目指すとともに、健診結果をもとに生涯にわたる健康維持につながるよう、産業保健スタッフによる保健指導の強化に努めています。
また「健康白書」を発行し、従業員に対する健康経営指針を明確にしました。この白書をベースに産業医による「健康とは何か」の衛生講話を開催し、「身体的・精神的・社会的・いきがい」を大切にしてこそ、同社の目指す健康は実現するということを伝えています（受講者100名超）。受講者からは「健康の大切さを改めて認識した」「心のバランスのためにも睡眠をよくとろうと思った」などの感想が届いています。
メンタル不調予防では、ストレスチェックの実施に加え（2023年度回答率94.2%、高ストレス者割合9.1%）、職場ごとに抽出された課題への対策として心理アセスメントを行い、改善に向けた取り組みをサポートしています。また、社内常駐カウンセラーによるキャリアの悩み相談やメンタル不調者のサポート、セルフケア・ラインケア・傾聴・コミュニケーションスキルを身につけるオープンセミナーを実施しています。社外提携カウンセラーも活用し、誰でも気軽にカウンセリングを利用できる環境を提供し、メンタル不調の早期対応を行っています。
万一、病気や怪我で長期間の休業が発生した場合は、産業保健スタッフが休業中の従業員の健康管理を行い、安心して治療に専念できるようサポートしています。復職後、約3ヵ月の復職経過期間中も健康面でのサポートを行うことでスムーズな復職の流れを作り、本人も職場もイキイキと働き続けられる組織づくりに取り組んでいます。
日本国内用イントラネットでは情報提供の一環として、各月のテーマに合わせた「健康コラム」を掲載しています。同時に、毎月開催の各事業所の安全衛生委員会でも産業保健スタッフによる詳細な解説と情報提供を行い、健康意識の醸成を行っています。花粉症をテーマにした回では、関心の高い従業員から活発な意見交換がなされ、早めに薬を服用して対策するなどの声が上がりました。国内グループ会社にもコラムを共有し、グループ全体の健康促進につながるよう努めています。

生活習慣病予防施策

不二製油（株）では、「百歳健活・生涯現役」と題して、産業医や保健スタッフを中心に重篤疾患予防施策を推進しています。保健指導を強化し、治療の必要性の提言から生活習慣の改善指導まで継続的に介入することにより、従業員一人ひとりのヘルスリテラシー向上に努めています。健康管理システムで健康データを見える化することで、従業員が自身の健康診断結果などの病気に関するデータの推移を確認できるようにしています。

施策 内容
健康メニューの提供 社員食堂にて自社の大豆ミートを使用したメニュー（F-lunch）を提供
地元で採れた旬の野菜を使用したメニューを提供
毎月17日前後の平日を減塩メニューデーとして減塩メニューを展開
「ストレス軽減」「疲労回復」など、効果をテーマにしたバランスメニューを提供
健康情報の発信 デジタルサイネージにて時世や季節に合わせた食材の情報や健康コラムを発信
日本国内用イントラネット、安全衛生委員会を通して、飲酒や喫煙に関する健康情報を発信
喫煙対策 毎月22日を吸わんdayとして禁煙を推進
健康保険組合と連動した禁煙プログラムを提供
運動支援 仕事の開始に合わせて、毎日腰痛ストレッチとラジオ体操を実施
健康管理室に体成分分析装置InBodyを設置し、自身の健康数値の推移を見える化
大阪河﨑リハビリテーション大学と協働で、「今のカラダをしるヘルスチェック大会」を実施
健康保険組合と連動したウォーキングキャンペーンやオンライン運動プログラムを提供
福利厚生制度として運動関連サービス費用を負担
睡眠支援 仮眠ができるサイレントルームを整備
睡眠がとれていない従業員へ睡眠チェッカーを貸出

指標と目標

社会からの評価

経済産業省および日本健康会議 健康経営優良法人2024 大規模法人部門（ホワイト500）

  • 不二製油グループ本社（株）（7年連続）
  • 不二製油（株）（7年連続）

経済産業省および日本健康会議 健康経営優良法人2024 大規模法人部門

  • （株）フジサニーフーズ（6年連続）

経済産業省および日本健康会議 健康経営優良法人2024 中小規模法人部門

  • オーム乳業（株）（6年連続）

関連資料