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CROSS TALK 02

技術者魂に響く刺激がいっぱい!

エンジニアが語る、不二製油

PROFILE

K.M

安品環・生産技術部門
技術開発部 たん白グループ
2007年入社
化学システム工学系出身

K.Y

安品環・生産技術部門
技術開発部 電気計装グループ
2012年入社
電気電子工学系出身

H.M

安品環・生産技術部門
技術開発部 たん白グループ
2008年入社
化学工学系出身

※記事内容は取材当時のものです。

健康への関心が高まり、市場では大豆ミートへの需要が拡大し続けている。これにしっかりと対応していくために、これまでの大阪の阪南工場に加えて千葉県にも粒状大豆たん白の工場を立ち上げるというミッションを背負った3人のエンジニアが対談し、仕事のやりがいやプロジェクトの苦労を語りました。

CROSS TALK 01


不二製油のエンジニアとしてのやりがいとは?

不二製油のエンジニアは、開発から設計、施工管理、工場や設備の立ち上げまで、一貫して関わることができるのが面白いところですね。自分が手掛けた設備を初めて動かす時は不安でたまりませんが、柔軟に不具合に対応しながら安定稼働へ持っていく。それがこの仕事の醍醐味です。
経験を重ねるとだんだん勘所がわかってきて、不具合を避けられるようになってくる。それに伴って、さらに難しい仕事を任されるようになり、面白さも増してくる。設計しっぱなしでは絶対に身につかない、トラブルなく本格稼働に持ち込める知識・技術が、プロジェクトを重ねるごとに高まっていくのが実感できて、本当にやりがいがあります。

不二製油は独自設備の開発に積極的なので、世の中にあまたある機器の中から最適なものを選び出して独自のアレンジを加え、オンリーワンの製造設備をプロデュースすることができます。また、製造設備メーカーと協働して不二製油独自の仕様の機器を開発することも盛んです。

僕も今、数百基あるタンクの液面の高さや温度などタンク在庫を管理する既存システムを、無線を使った汎用性のあるシステムに作り替えています。既存の配線の更新を不要にするだけでなく、このシステムが持つ在庫データなどをシームレスで活用できるようになる、非常に面白いテーマです。
世にある技術・製品を複雑に組み合わせる新手法を約4年がかりで練り上げ、なんとか技術面の課題をクリアすることができました。製造業の大半の会社がタンクを保有していて同じように古いシステムの限界に悩んでいるなか、他のエンドユーザーエンジニア(※)に先駆けてここまでたどり着けたのは、やはりチャレンジングな社風があってこそだと思います。計装の専門機関紙に依頼されて記事も執筆しました。今後広く普及されると嬉しいです。

そういう開発ができるのは、いかに社内の理解と協力が厚いかという証ですよね。僕は今、千葉工場の各種課題への対応や、新工場の設備計画・設計と並行して、既存生産ラインへの導入を目指しているある新技術の開発を行っていますが、僕らは、現場に行けば開発の出発点となる現在の状況を生産現場の人と協力して詳細に調査することができます。外部のエンジニアにはなかなかそれができない。食品メーカーはエンジニアリング部門を別会社にしているところも多いですが、不二製油は内部だけを対象にやっているので、機密に関わる深い情報も全部わかったうえでやれるという強みと面白みがありますね。

単独の装置ではなく工場全体に責任を持ち、大きなテーマに挑めるというのも、エンドユーザーエンジニア(※)としての醍醐味です。

それに内部だと、利益計画やメンテナンス費用などまで含めた広い知見を持って生産部門の要望に応えていくというコンサルティング的な役割が求められるので、やりがいも大きいと感じます。また作っているのが食品なので、試運転でできた最終製品を食べたり匂いを嗅いだりと、自分の五感で努力の成果を確認できるのは、食品系のエンジニアリングならではの特権です。誰にでもある食への興味が業務へのモチベーションに繋がるというのは、意外に大きなメリットだと思いますね。

※エンドユーザーエンジニア…実際にその設備を利用する現場(最終顧客)と一緒に働くエンジニアのこと

CROSS TALK 02


共に参画した千葉工場立ち上げプロジェクトで、苦労したことは?

阪南という先行モデルがあるから比較的簡単と思われがちですが、実は粒状大豆たん白はデリケートで、設備のレイアウトが変わるだけで予想外なことが起こって大変でした。湿気にも弱いから、ちょうど梅雨~夏にかかってしまった試運転から商業運転開始に至る時期は、必死でしたね。

設計や施工の不具合が見つかって、その影響で次から次に原因不明の不具合が続いたりもしました。特に商業運転が始まってからは、生産計画を狂わせるわけにいかないから何とか生産が続けられるようにやりくりしながら、一方で抜本的な対策を考え、周到に準備をしておいて、素早く改善を図りました。

大勢の施工業者や生産現場の方々に動いてもらうので責任は重大。それでも、とにかく根気よくやるしかない。みんなの結束力を高めて前に進むことの大切さも再認識しました。

僕は電気設備担当として、受変電設備を改造して新工場に電気を分配できるようにする工事は大変でした。受変電設備の改造には停電が必須なので、工場全体を停電して行う受変電設備の年次点検日で計画していましたが、運悪く真冬。照明も暖房も使えないなか、早朝から頑張りました。
幸い夕方には完了したのですが、通電状態での動作確認が必要。年次点検が終わるまで寒いなか待ち、ようやく夜に復電に立ち合うことができました。この時ありがたかったのは、保安協会の方が実際の復電の操作に参加させてくださったことです。専門家の指導下で普段は触れることのできない高圧の設備に触れ、貴重な経験ができました。

CROSS TALK 03


まだまだ続く、挑戦と成長。

僕は今までチョコレートやクリーム系の工場とたん白系工場を担当してきました。今後は油脂系工場を担当して、不二製油の主要事業全てに精通したいと思っています。

僕は千葉工場の建設に関わる前は油脂の基礎開発部門や技術開発部門にいたので、新たにたん白素材を扱うということが大きなモチベーションになりました。今は同じたん白事業で別素材を扱う海外案件に挑戦中ですが、その次もまた、やったことのない分野に経験を広げられればと思っています。事業に広がりがあって、多様な経験を通じて技術の幅を広げられるのも不二製油の良いところです。

電気電子系の技術者にとっても、不二製油はさまざまな経験の宝庫です。食品企業でありながら自家発電設備を備えていて、構内プラントも数多くある。配電設備も非常に大規模で、しかも今後更新の時期を迎えます。今後はぜひその更新計画にも携わって、大きく成長できればと思っています。
今はK.Mさん同様、海外の工場建設プロジェクトに参画していて、今後現地に赴任する予定です。その準備として、この1年間会社の補助制度を活用してオンライン英会話を続けてきました。初の海外案件をしっかりやり切って、さらなるグローバル展開に貢献していきたいです。

僕はシンガポールで半年間の語学研修を受けましたが、その後ほとんど英語で会話する機会がなかったので、今後の海外案件では現地のエンジニアや現場スタッフたちと積極的に交流して、コミュニケーション力もしっかり磨くつもりです。

海外経験ということでは、僕はオーストラリアでの半年間の語学研修の後、間をあけずにインドの工場建設を担当して、海外での意思疎通に自信がつきました。不二製油では今後ますます海外での仕事が多くなると思うので、それも楽しみです。

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