ニュースリリース
お知らせ
CDPにより「フォレストAリスト」に選定
2019年1月22日
CDPは、世界中の数千社にのぼる企業の環境影響や、それによる事業リスクおよび機会について毎年調査を行っており、独自の評価を実施し、結果を発表しています。2018年は、運用資産総額87兆米ドルを有する650の機関投資家や、調達費用総額3.3兆米ドルにのぼる115の企業・団体を代表して、調査が行われました。回答企業は、気候変動や森林減少、水資源管理といった問題にどのように効果的に対応しているか、その回答内容に基づきAからFのスコアで評価されます。
CDPフォレストでは、世界的に森林伐採の要因となっている主要なコモディティ(商品)についての持続可能な調達や、森林減少防止に取り組む活動に対して評価されます。森林伐採の主要な要因となっている、木材、畜産品(牛)、大豆、パーム油の4つのコモディティごとに回答評価が実施され、少なくとも1種類のコモディティについてAスコアを獲得した企業がフォレストAリストに選定されます。
当社グループは、基幹原料の一つであるパーム油について、2016年3月に「責任あるパーム油調達方針」を策定いたしました。この「責任あるパーム油調達方針」では、No Deforestation, No Peat ,No Exploitation(森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ)を目指すことを社会に対して約束しています。この方針に基づき、トレーサビリティ※2の向上や、NGO・サプライヤーと連携したサプライチェーン改善活動、小規模農家支援等を推進しています。調達方針を実現するための活動はまだ道半ばではありますが、これらの活動を通して森林リスク低減に努めていることが今回の評価につながったものと考えています。
「責任あるパーム油調達」の進捗状況は下記URLをご参照ください。
https://www.fujioilholdings.com/news/2018/1194861_2529.html
当社グループは、目指す姿「おいしさと健康で社会に貢献する食の未来創造カンパニー」を実現するために、事業活動を通して持続可能な社会に貢献する「ESG経営」を推進しています。「サステナブル調達」や「環境」を含めた持続可能な社会を実現するための活動について、ステークホルダーと対話・連携し、今後とも着実に推進してまいります。
※CDP(Carbon Disclosure Project) https://www.cdp.net/en
CDPは、企業や政府がGHG排出量を削減し、水資源を保護し、森林を保護することを推進する国際的な非営利団体です。CDPはさまざまな気候変動に関する調査の中で投資家による投票で第1位に選ばれ、運用資産総額87兆米ドルを有する機関投資家と協働し、投資や購買の力を活用して、企業の環境影響の開示と管理を促進しています。世界の時価総額の50%以上を占める7,000社以上の企業がCDPを通じて環境データを開示し、また、750以上の都市、州および地域も情報開示を行っています。CDPのプラットフォームは、企業や自治体がどのような環境変化を推進しているかを示す情報を最も多く有する世界的な情報ソースです。
※2 トレーサビリティ
生産履歴や流通経路を明らか(トレーサブル)にすること。その仕組み。

以上
本件に関するお問い合せ先
- 不二製油グループ本社株式会社
CSR・リスクマネジメントグループ