「突き抜けた」生産技術開発に向け、
しっかりと踏み出せた第一歩
エンジニア

坂本 裕馬

工学研究科化学工学専攻修了
2014年入社

技術開発部 食品グループ。大学では厳しいことで有名なゼミに飛び込み、朝出された課題を夕方までにやりきるようなスピード感に鍛えられた。入社後は2年目にさしかかるなり油脂加工の生命線ともいえる機械の更新を任され、果敢に挑戦。周囲の大きな期待に応える結果を出しつつある。

※部署名等の記事内容は取材当時のものです

設備のプロとして
不二製油のものづくりに貢献

クリーム、マーガリン、チーズ、カスタードなどの油脂加工食品関連のプロセス開発からプラント建設まで幅広い業務に関わっています。

大切なのは、現場が抱える製造工程上の技術課題を、自ら探し当てること。そして、その技術課題を克服するアイデアを練り、パイロットスケールでのテストを繰り返すことで、スケールアップへの道を拓くのです。こうして製造現場に新技術を吹き込み、不二製油独自のものづくりと、その進化を支えるのが、われわれ技術開発部の使命です。

不二製油は製品開発力に優れ、特に油脂の分野の配合技術などは高度に洗練されています。製造の現場にも長年の取り組みによって築かれた独自の技能があります。これらを駆使して既存の設備を最大限に活かし、日々、顧客の高難度な要望に応え続けています。そんな中でわれわれは、設備又はプロセスを進化させることで、顧客のために“できること”を大きく広げていかなければなりません。配合やオペレーションの工夫だけではどうしても解決できない課題を、プロセス開発の視点から解決に導きます。

とはいえ、私のキャリアはまだ始まったばかり。若手にどんどん大きな仕事を任せる人材育成方針のもと、体当たりで課題に挑み、仕事を通じて、普通ではとても望めないような密度の濃い勉強を続けているところです。

苦労と感動を知った
“初めて”尽くしの仕事

挑戦は、入社2年目に入ったばかりの5月に始まりました。油脂加工のメインプロセスを担う高価な機械の、老朽化に伴う更新を一任されたのです。

同じ機械は入手可能でしたが、できればよりよい設備を目指そうと、早速現場の課題をヒアリング。すると、製品によっては成形性の問題で生産ロスを生じ、それが品質の低下も招いていることが判明しました。熟考の結果、ある単位操作の改善でこの問題が改善できるのではと思いつき、機械メーカーに相談すると、なんと「それが可能な新機種がある」と言います。実績に乏しい新機の導入には入念な準備が必要でリスクもありますが、意欲に燃えて上司に相談すると、当然のようにGoサイン。研究所と現場それぞれのベテランと共にその機械メーカーのヨーロッパの拠点にパイロットスケールのテストをしに行くことになりました。

導入すれば膨大な品種の製品を担う機械だけに、テスト内容も入念に練らなくてはなりません。必死で準備して乗り込み、思い違いによる根本からの見直しなど数々のハードルを越えて、ついに眼前ですばらしいテスト結果が得られた時は本当に感動しました。先輩方と白熱した議論を重ねた異国での経験は、私にとって一生の財産です。

その後プラントスケールでのテストも終え導入が決まった今は、円滑なメンテナンスに備えて部品一つひとつまで調べ上げたり、最善のレイアウトを追究したり。プラント建設の仕事を一からつぶさに学ばせてもらっています。工事に向けての発注や施工管理についても、詰めの段階を迎えました。2018年秋の稼働まで全てを主導していく中で、仕事の一連の流れを経験できると思うと本当に楽しみです。私の目標は、今後も経験を積み、これまでだれも考えたこともないような「突き抜けた」生産技術開発のできる技術者になること。新しいことを手がければ、自分がその第一人者になることができます。難しいことほど克服する価値があると信じ、すばらしい先輩たちと肩を並べてどんどん自分の力を伸ばしていけるよう頑張り続けます。

ある1日のスケジュール

8:30
出社。前日から引き続きパイロットの設備でのテストを予定。
8:30〜10:00
メールチェックの後、現場の機器設計および資料作成。
10:00〜11:00
業者に見積もりを依頼。
11:00〜12:00
製品開発の担当者と実験結果の考察や今後の計画について打ち合わせ。
12:00〜13:00
社員食堂にて昼食。
13:00〜17:00
パイロットテスト&分析。
17:00〜17:30
実験結果整理、次回テストの計画を立案。
17:30
退社。

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盛川 美和子

生物資源環境科学府
動物資源科学専攻修了
2010年入社

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辻本 明

工学研究科化学生物系専攻修了
2014年入社